ボトックス注射で考えられる副作用まとめ!深刻な後遺症の可能性は?

美容整形

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ボトックス治療は「ボツリヌス菌」が作り出す成分をシワ部分に注射して、表情筋の動きを止めることで、筋肉の動きによってできる表情シワの改善に効果があります。

その為、「額」「眉間」「目尻」と、表情シワができやすい部分へ有効的な方法です。
また汗が多い部分に注射すると発汗を減らせるので、手のひらやワキの多汗症対策にも利用されています。

厚生労働省に認可されている薬剤を使用していますが「筋肉の動きを止めることで、シワを目立たなくする治療法」の為、部位や注入量によっては副作用が起こる可能性もあります。

治療の効果は注射後5~6日経ってから現れますが「治療前と感覚や体調に変化がある……」と感じた時、それがボトックス注射による副作用かもしれません。

ボトックス注射による副作用

ボトックス注射では、ボツリヌス菌から精製された筋弛緩作用がある成分を額や眉間部分に注射することで、表情筋の動きを止めて、皮膚が伸びることでシワを改善する治療法です。

その為、顔の表情筋が動かなくなったり、注射で体内に異物を注射したりすることによる症状(副作用)が起こる可能性はあります。

眉間の表情シワを対象とした国内臨床試験では、総症例578例中、188例(32.3%)で副作用が報告されました。

その中で起こる可能性が比較的高い、副作用は以下の3つ。

  • 頭痛
  • 眼瞼下垂
  • 注射部の疼痛

部位ごとに起こり得る副作用を見ていこうと思います。

頭・顔全体

  • 頭痛
  • 顔への違和感、表情が出しにくい

【頭痛】
ボトックス注射は片頭痛や緊張型頭痛の治療にも利用されています。
それらの原因は「頭や首周りの筋肉のコリ」や「精神の緊張」にあるので、ボトックス注射で筋肉を弛緩させることで頭痛の改善を図ります。

元々頭痛持ちでは無い人がボトックス注射を受けた時、筋肉のバランスが崩れたり、精神神経系に作用したりすることで、頭痛が起こります。人によっては「頭痛と吐き気」のバブルパンチを食らうことも。

【顔への違和感、表情が出しにくい】
顔の表情筋の動きを止めることで表情シワを伸ばすという性質上「前と同じような表情が作りにくい」「笑った時の表情が硬い」「人から『無表情になった』と指摘された」というのも良くある話です。 

額(ひたい)・眉間

ボトックス注射の失敗談として「眉尻が上がって『つり眉』になり、常に怒ったような表情になる」というのがあります。

理由としては以下の2通りが考えられます。

1.眉間だけにボトックスを打ち、眉間部分が上がらなくなると、重力に従って下へと引っ張られた状態になった。
2.額全体に打った時、外側部分への効果の出方がイマイチで、眉間部分だけが下がり、眉尻部分は上がった状態になった。

追加で眉尻部分に追加で打てば修正が可能。
ただし次に説明する眼瞼下垂が起こる可能性もあり、一長一短という所。

代表的な眼瞼下垂(けんがんかすい)は、額にボトックス注射をすることで皮膚が伸びたり、額や眉間の筋肉が動かなくなったりすることで「まぶたが重い」や「目を開けにくくなった」という症状を引き起こします。

二重の人は「前よりも幅が広くなった」や「目が重くなって、奥二重や一重に見えるようになった」と感じる人も少なくありません。

また眉が全体的に下がり、目が細くなることで「きつい印象」を与える場合もあります。

他にもボトックスが目の筋肉に作用することで、起こる可能性のある副作用をまとめてみました。

【1%未満】
複視:物が二つに見える。重なって見える。
霧視:キリがかかったように見える。かすみ目。
羞明:眩しさが強く感じる。
眼脂:目ヤニが出る。
流涙:涙が過剰に出て、常に目が潤んでいる。
眼痛:目に何か入っているような異物感があって痛い。

【頻度不明】
斜視:片目が色んな方向に向く。
結膜炎:結膜(白目の一番表面の膜)が赤く充血する。
眼の乾燥感:目が乾燥する
角膜炎:角膜が炎症を起こす。目の痛み、ゴロゴロ、異物感、充血、まぶたが腫れるなど。
角膜糜爛:角膜の表面が部分的に取れる。目のゴロツキ、痛み、白目の充血など。
視力低下:物が良く見えなくなる。

異物注入による副作用(アレルギー・アナフィラキシーショック)

肌に注射針を刺したり、身体に異物を注入したりすることで起こる反応です。

ボトックス注射の副作用で起こりやすい「注射部の疼痛」も、この中に入ります。

  • 疼痛:痛み
  • 腫脹:はれ
  • 出血斑:内出血
  • 熱感:熱っぽさ

他にも「ひきつり感」や「感染症」、「近くの筋肉の痛みや緊張」の症例もあります。

上記の副作用は1週間~1ヶ月程度で改善します。

これはボトックス注射特有の副作用ではなく、異物注入であれば他の施術にも当てはまることなので、あまり気にしなくても良いです。

副作用まとめ

1~5%未満 1%未満 頻度不明
眼瞼下垂 兎眼、顔面麻痺、局所性筋力低下(頸部筋脱力、口角下垂など) 眼瞼外反、眼瞼内反、閉瞼不全
複視、霧視(感)、羞明、眼脂、流涙、眼痛 眼の刺激斜視、結膜炎、眼の乾燥感、角膜炎、角膜糜爛、視力低下
皮膚 発疹、そう痒感、紅斑、脱毛(睫毛、眉毛脱落を含む) 乾癬様皮疹、多形紅斑
注射部位 注射部疼痛 注射部腫脹、注射部出血斑、注射部熱感 注射部ひきつり感、注射部感染、近隣筋の疼痛及び緊張亢進
血液 白血球減少 血小板減少
消化器 嘔気、下痢、口内乾燥 嚥下障害、食欲不振、嘔吐、腹痛
精神神経系 頭痛 めまい、失神、感覚異常 神経根障害、しびれ感
その他 顔面痛、発熱、CK(CPK)上昇、感冒様症状 脱力(感)、倦怠(感)、耳鳴、聴力低
下、発汗、脱神経性萎縮/筋萎縮、筋肉痛、肝機能検査異常

参照:ボトックスビスタの添付文章(PDFファイル)

他にも「確率は低いが、重大な副作用」もあります。

  • ショック、アナフィラキシー様症状、血清病
  • 目:角膜露出、持続性上皮欠損、角膜潰瘍、角膜穿孔
  • 嚥下障害、呼吸障害
  • 痙攣発作

シワ改善の美容目的で使用されるボトックス治療は「少量&皮膚の浅い部分への注射」なので、起こる可能性はかなり低いはずです。

胎児への悪影響あり

今まで数々の副作用について説明してきましたが、ボトックス注射を受けることを禁忌とされるのが「妊娠の可能性がある、妊娠中、授乳期中の女性」「妊活中の男性」です。

ボトックス注射で使われるボツリヌス菌は、元々は毒性の強い食中毒菌です。
施術時は濃度を調整した薬剤が使用されますが、ボトックスを打つことで「身体が食中毒菌の影響下にある状態」に置かれる訳なので、当然ながら生殖器系への影響が考えられます。

動物実験では妊娠や胎児への影響が認められており、海外では妊娠初期にボトックス注射を受けた患者の胎児の死亡や奇形の例が出ています。

ただし胎児の死亡や奇形の原因は良く分からない所が多く、あくまでも考えられる理由の一つですが、絶対に影響が無いとは言い切れないので、リスクを減らす為に注射後2~4ヶ月の避妊が推奨されています。

「今、休職中で時間があるから、ボトックス注射を受けたい」と思っても卒乳まではNG。

しわ取りには他にもアンチエイジング化粧品や美顔器、マッサージなど色々とありますので、子供への影響を考えて、なるべく身体に負担のかからない方法を選んでみて下さい。

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