しわ・たるみ取りは対象外?ボトックス注射が保険適応になる条件とは

美容整形

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様々な治療で使われるボトックス注射

ボトックス注射には「しわ取り、小顔効果、脚痩せ」など、美容目的で使われるイメージが強いのですが、保険適応になる治療の条件はあるのでしょうか?

ボトックスは薬剤自体が高価かつ定期的に受け続けないと効果が持続しない為、できれば保険適応になれば費用も抑えられるのですが……。

保険適応になるボトックス注射とは?

保険適応になるボトックス注射は、ワキの多汗症の治療に使われる場合です。

費用は3割負担。約30,000円で治療を受けられます。
自費診療だと約12万円かかるのと比較すると、かなり費用が抑えられますね。

ただしボトックス注射が保険適応になるのは、一定の基準を満たす人に対してだけ。

以下の条件を満たす「重度の原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)」と診断された場合、保険適応で受けられます。

【原発性腋窩多汗症の診断基準】
○原因がその他の疾患や薬剤ではなく、体質的なものである。
○原因不明の過剰な局所性発汗が6ヶ月以上継続しており、以下の6項目中2項目以上が当てはまる。
・両側、左右対称に多汗が見られる。
・多汗で日常生活に支障が出ている。
・週1回以上の頻度で多汗が見られる。
・25歳未満で発症した(原因が先天性で後天性ではない)。
・家族歴がある(家族に多汗症の人がいる)。
・寝ている時は局所性の発汗(多汗)がない。

【重症度の判定】
1.発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない。
2.発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある。
3.発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある。
4.発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある。
1~4ある項目の内、3または4に当てはまる。

「汗の量が多い/少ない」ではなく「先天性の体質的なものか?」や「生活にどれくらいの支障が出ているか?」が大きな判断基準になります。

その為「夏場の脇汗が気になる」という程度であれば、保険適応の対象には当てはまりません。

ちなみに「寝ている時のワキ汗がひどい」という場合は、別の病気の可能性が高い為、ボトックス注射での治療は向いていません。

治療法

汗腺は「アセチルコリン」と呼ばれる神経伝達物質の「汗を出せ」という信号により、発汗を行ないます。
ワキ部分にボトックス注射をすることで、アセチルコリンの放出を阻害して、神経から汗腺への情報伝達を遮断することで、過剰な発汗を抑えます。

治療後2~3日で効果が現れます。持続効果は4~9ヶ月ほど。
月日を経て効果が薄まれば、再び多汗の症状が現れるので、前回と同じようにボトックス注射を受けます。

まとめ

保険適用になるボトックス注射は「ワキの重度の多汗症を治療する」という場合だけ。

ボトックス注射は

  • しわの改善や予防
  • エラ張りの改善、小顔効果
  • 脚・ふくらはぎを細くする
  • 上まぶたのたるみ、まぶたの下垂改善
  • 口角アップ

という目的で使われることも多いのですが、上記は全て美容目的なので保険適応外になります。

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